ひとりごと

多趣味な舞台人のひとりごと

20240903 訓蒙

中野孔明

久しぶりに日記を書きます。

ネタが無かったワケではありません。

むしろ毎日色んな事が起こりすぎて笑いの絶えない日々を過ごしていました。



通りすがりに見かけて気になっていた中華料理屋へ先日行ってきました。



もう店名から読めません。

砂鍋ってナニ?



気になったら入ってみたくなるのが猫科の性質。

出迎えてくれた店員さんは愛想はイイけれど中国語。

身振り手振りで席に案内され、メニューを開くと、またまた読めません。




これは鶏って書いてある?




玉米ってトウモロコシの事じゃなかったっけ?


とにかく読めない。


まぁ、牛と書いてあれば牛の肉だろうし鶏と書いてあれば焼き鳥みたいな物が出てくるのだろうと見当をつけ、身振り手振りで適当に2本づつ頼んでみることにしました。


しばらく待つと料理が次々に出てきましたが、出てくるもの全て辛い。

肉の上に色んな香辛料が隙間なく塗られていて、辛い上に薬っぽい味がしたり、初めて口にする味ばかり。

どこの部位だか解らない肉のオンパレードで、味を楽しむ余裕などなく、ひたすら出てきたものを片付け続ける修行のような時間が続いていました。


そんななか、LINEのメッセージが届きました。

メニューが読めない事をネタにした写真をLINEグループに投稿していたのですが、それをみたグループメンバーからのスクショ。




ふぅーん、中国元って意外に高いんだ。


ん?


あれ?


メニューって円じゃなく元って書いてない?


いやいやいや、半分のトウモロコシが3,000円なワケ無いじゃん!


でも、150元って書いてあるよね。15.0じゃないよね、150だよね。

いや、今の中国人は金持ってるらしいし、日本に来る中国人なんて大富豪しか居ないだろうから、これが当たり前の金銭感覚なのか?


ヤバいぞ!

ヤバい店に入ってしまったぞ!

大量に注文して、あらかた食い終わってしまったぞ!

値段をしっかりと明記している以上、落ち度はこちらにあるワケで、知らなかったでは済まされない。


あわてて注文した物をメニューで確認。


ヤバい!8万円分ぐらい食べてる。


味も部位もよくわからない肉の串焼きで8万円!?


会計で少し揉めたら店の奥からぶっとい肉切り包丁を持った中国マフィアが出てくるパターン?



いそいで食べログ系のサイトをチェック。


「ほのぼのとした庶民的なお店で楽しい時間を過ごせました」

「懐かしい味で故郷を思い出しました、良心的な価格で、また来たいと思いました」

「1人2,000円ほどでお腹いっぱいになりました」


ホントか?

サクラの書き込みか?



いや、待て待て、落ち着け。


財布の中にはそれぐらいは入っている。

会計はなんとか済ませられる。

笑顔だ、笑顔を忘れるな。

笑顔さえ見せておけばトラブルは回避できるはず。

笑顔は言語の壁を超える。


意を決して、いざレジへ!


伝票を見ながらレジではなく手元の電卓を凄い勢いで叩き始める女店員。


なぜだ?

レジを使えばイイじゃないか!

それとも言葉が解らないのを良いことに、ぼったくろうとしているのか?


電卓を叩き終え、こちらに合計画面を見せてくる女店員。


3820


知ってる。ざっと計算したのと合ってる。


そこから×20って打つんだろ?

合計76400円って事でしょ?


拙い日本語で女店員が言う。


「3820円ね」


ん?円って言った?元でなく円?


イイの?

元じゃなく円でイイの?


払う払う。すぐ払う!

すぐさま財布から五千円札を引っ張り出してトレイに置く。


置かれた五千円札を見て、女店員の顔色が変わる!


しまった、やはり元なのか!元だったのか!

やはりさっきのは円ではなく元と言っていたのか!

ヤバい!ヤバい!これはヤバい!

店の奥から中国マフィアが登場するのか!


五千円札をトレイからつまみ上げる女店員。

終わった!

ちゃんと言われただけ払うから許してくれ!



「コレ、新しい(お札)ね、はじめて(見た)」

ニコッと笑う女店員。

すぐにお釣りの1180円を出して手渡ししてくれる。

「ありがとね」


いやいや、こちらの方がありがとうだわ。

こんな短時間で2時間もののサスペンスドラマを見た感覚だよ。

こんな貴重な体験をさせてくれてありがとう。



「美味しかったです、また来ます」と絞り出し、店を後にしました。


いや、好奇心猫を殺すと言いますが、かなりスリリングで楽しかったです。


また近日中に行ってみたいと思っています。



長くなったので舞踊の曲名は明日書きます。

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